私の離乳食はトマトとチーズとご飯をすりつぶしたものでした。これだと残すことなくどんぶり1杯ペロリとたいらげてたそうです。だから小さな頃から我が家の食卓には必ずトマトが並んでました。

農業の師匠から「トマトを作ってみないか」と声をかけていただいた時、頭に思い浮かびました。私はトマトに大きくしてもらったんだから今度は私が昔食べていた甘くて酸っぱいトマトの香りのするトマト育てたい!

 

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【土へのこだわり】

小林ふぁ~むのトマトは2月に種をまき、9月までビニールハウスの中で育てています。

トマトを作っているビニールハウスでは
① 牛糞堆肥やバーク堆肥をたっぷりいれて土作りをスタートさせます。
② サンゴ由来の動物性有機を利用してカルシウム分を補い、土壌改良に取り組んでいます。サンゴには小孔が無数にあり、土壌の団粒化を促進し、通気性、保水性、透水性、保肥力を高めてくれます。
③ 有機肥料として椿の実から作られた油かすを使用しています。この油かすは肥料として有効なだけでなく、椿に含まれるサポニンにより病害虫の発生しにくい土を作り出してくれます。
このように小林ふぁ~むでは土をしっかりと作ることによって
農薬や化学肥料を使わないトマト栽培を行っています。
もし病気が出てしまったときは、病気になった苗を抜き取り処分する。さらにひどいときにはビニールハウス内すべてのトマトを処分し、太陽熱で消毒するようにしています。薬を使えばもっと簡単に対処できるのかもしれません。でもやっぱり使いたくなくて・・・不器用かもしれません。頑固だとわかっています。でもそこだけは妥協できません。

【育て方へのこだわり その1】

栽培中実がなり始めたらトマトにあげる水の量をぐっと減らします。トマトのスパルタ教育です。するとトマトは自分の力でなんとかしなきゃ!と根っこから、茎のうぶ毛から水分を取り入れようと頑張ります。この時にトマトが甘くなっていくそうです。でも花を咲かせるためには、実をつけるためには、水は必要不可欠です。生きていくための水はあげなきゃいけません。本心はハラハラドキドキなんです。枯れちゃわないかな・・・水ほしがってるな・・・たっぷりあげたいな・・そのために毎日トマトの苗を見て回り水やりのタイミングをうかがっています。ただ厳しく育てるのではなく愛情込めてのスパルタ栽培です。

【育て方へのこだわり その2】

茎から出るわき芽はこまめに取り除いて栄養分がトマトに集中できるようにしています。さらに下葉を取り除いて通気性をよくし、病気を防いでいます。ただこれらの作業、なかなかのくせ者でして。ハサミは感染の恐れがあるので使わず手でポキッと折るように作業を進めていくのですが、トマトから出るアクのため手が緑色に染まり、さらに真っ黒になってしまうのです。時間がたつとアクがかたまっていき洗ってもなかなかきれいになりません。ここで裏技!『トマトの汚れはトマトで落とせ!』真っ黒になった手をトマトの汁でこすると・・・まぁなんてことでしょう。きれいに落ちるではありませんか。昨年までの私の手はトマトの季節はいつも真っ黒でした。でも友人に裏技を教えてもらって以来、出荷できない廃棄トマトや摘果トマトの汁できれいに洗い落としています。青いトマトでも汚れは落ちますよ。

【収穫へのこだわり】

小林ふぁ~むでは、樹上で完熟したトマトを手でひとつひとつ摘み取り収穫しています。完熟トマトはとてもやわらかくなっています。ちょっと強くつかんだりぶつけたりしたらすぐに傷がついてしまいます。だから完熟前に摘み取り、出荷に合わせて調節する収穫方法が一般的です。でも小林ふぁ~むでは『樹上完熟』にこだわっています。やっぱりそのほうが美味しいですから・・・また完熟したトマトは積み重ねることができないので、収穫時は何度も重いかごを持ってビニールハウスの中を往復しなければなりません。実は先日、その作業が少しでも楽になるように・・・と私の所属する『京の農林女子』が「収穫しやすい四輪車」を改良してくれました。収穫かごを2段積むことができ、さらにそれぞれのかごにトマトをより分けながら入れることができるよう工夫されています。これでトマトの運搬作業がぐっと楽になりました。

【失敗は成功のもと】

少しでも早くトマトを収穫したくて急いで種まきをし苗を植え付けた直後、霜で全滅させてしまった年がありました。
ビニールハウスを閉め切ったまま出かけてしまったため、高温状態になり枯らしてしまったこともありました。
収穫が追いつかず、手入れを怠ってしまったため、ビニールハウスの中がジャングルのようになり、多くのトマトを処分しなければならなくなったこともありました。
失敗をした直後はさすがの私も落ち込みます。立ち直れずビニールハウスに近づきたくなくなることもよくあります。でもこの失敗を忘れることなく教訓として次に生かし、美味しいトマトを育てられるように勉強しています。

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小林ふぁ~むのトマトは樹の上で完熟してから収穫しているので収穫後はできるだけ早く食べていただかないといけません。ですから福知山以遠の方々に食べていただく機会がなく、「発送してほしい」というお問い合わせをたくさんいただきうれしく思っています。常時発送はできませんが、7月に期間限定でトマトセットの販売も考えています。その時にはHPやFacebook等でお知らせしますのでもう少しお待ちください。

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お客様から小林ふぁ~むのトマトを一年中食べたいとたくさんのお声をいただきます。一年を通してトマトを作ることはできませんが、一年中トマトを楽しんでいただきたいと思いトマトジュースを作りました。小林ふぁ~むの完熟トマトだけを絞ってつくったトマトジュースです。ジュースやペーストは8月より販売予定です。HPやFacebook等でお知らせしますのでもう少しお待ちください。

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トマト日記